プラズマローゲンのこれまでの研究や効果について調査しました。

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ホタテ由来のプラズマローゲン

こちらでは、ホタテ由来のプラズマローゲンの特徴やホタテ由来がより脳に効果的である理由などについて解説します。

ホタテ由来プラズマローゲンの特徴

高純度プラズマローゲン抽出技術の確立

プラズマローゲンは、その性質上、抽出がとても難しいため研究に必要となる純粋なプラズマローゲンを確保することが困難でした。 そんな中、九州大学の藤野先生らが新たに技術を開発し、ホタテ貝から高純度のプラズマローゲンを抽出することが可能となりました。
現在では、その技術を使ったサプリメントも販売されているようです。

DHA・EPAが豊富に含まれている

脳、血管、目など全身に存在しているDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)は必須脂肪酸と呼ばれ中性脂肪を減らして血液をサラサラにしたりする他、脳神経細胞を再生させて脳の認知機能に深く関わる脳の情報伝達を円滑にする、脳に酸素を運ぶヘモグロビン量を増加させて脳神経を活性化させる、脳細胞を老化させる酸化からの保護など重要な役割を担っています。ところがDHA・EPAは体内では合成できないので外から摂取する必要があります。

DHAが特に豊富

ホタテ貝には鶏肉にくらべてDHA・EPAが豊富に含まれているため、鶏肉由来のものより神経細胞を増強して活性化を促すと考えられます。プラズマローゲン自体の量も鶏肉よりホタテ貝の方が多く構成比も前頭葉や海馬に近い数値となっています。

ホタテ由来のプラズマローゲンは高DHA型

また単独ではDHA・EPAは血液脳関門を通りにくいのですが、プラズマローゲンと結合したDHA、EPAは血液脳関門を通りやすいというという利点もあります。

脳に多く含まれるエタノールアミン型が多い

プラズマローゲンの型には「コリン型」と「エタノールアミン型」があり人間の脳には「エタノールアミン型」が多く含まれています。1999年に発表された論文によるとアルツハイマー型認知症で亡くなった人の脳の前頭葉と海馬はエタノールアミン型プラズマローゲンが異常に減少していることが報告されています。

ホタテ由来プラズマローゲンには「エタノールアミン型」が多く含まれているため、より脳に効果があり脳の神経細胞の活性化を促進させることが期待できます。

»原料の違うプラズマローゲンが知りたい方はこちら

臨床試験による結果

中等度、重度のアルツハイマー病(AD)患者68名に対し、ホタテ由来プラズマローゲン(Pls)を毎日0.5mg、3ヶ月投与する試験を行い前後のミニメンタルステート検査を比較したところ、中等度AD患者の点数が上昇した。残念ながら重度AD患者に変化はなかったが、介護者評価においては意欲、感情が56%改善したという報告がされています。
参考文献:第36回 日本認知症学会 学術集会での発表内容

軽度AD患者と軽度認知障害(MCI)患者328名に対し、ホタテ由来プラズマローゲンを24週間投与するという試験(多施設、無作為、二重盲検、プラセボ対照)を行ったところ、軽度AD患者の血中Pls濃度を回復させ、記憶機能が改善されたという報告がされています。
参考文献:EBioMedicine 17: 199-205, 2017

中等度、重度認知症患者225名に対し、ホタテ由来プラズマローゲンを12週間摂取させるという試験(オープン試験)を行ったところ、認知機能は中等度ADで約50%、重度ADで約30%改善し、血漿Pls濃度が高くなりました。
出典:ホタテ・プラズマローゲン概要解説書 認知症に関する臨床試験2 (認知症中等度・重症患者225名対象のオープン試験)より改変

ホタテ由来プラズマローゲンを
効率よく摂るには

プラズマローゲン臨床医学研究会レポート

2018年7月15日に東京コンファレンスセンター品川で行われたプラズマローゲン臨床医学研究会で発表した、医師・研究者の経歴及び研究結果を紹介しています。
紹介している研究者は山田達夫先氏、中坂義邦氏、於保哲外氏、貴家康尋氏、山口貴子氏、中村聡氏の6名。ここでは、研究者がそれぞれの専攻分野からプラズマローゲンの有用性について発表した内容をまとめました。

プラズマローゲンの長期服用は認知症の予防戦略に貢献するのか?所沢舞生病院での治験実施症例の検討から

山田達夫

1974年 東京医科歯科大学医学部卒業
1996年 千葉大学医学部神経内科助教授
1997年 福岡大学医学部神経内科学教室 教授
2011年 一般社団法人 巨樹の会 関東統括本部長に就任
2013年 順天堂大学医学部脳神経内科客員教授
2015年 一般社団法人 巨樹の会関東統括特別顧問
2016年 医療法人 新しい風 ライフクリニック

山田達夫医師は神経学(脳や脊髄、末梢神経などの働きを研究する分野)を専門とする医師で、神経内科専門医として20年以上、予防から治療まで徹底して認知症医療に取り組んでいます。また、山田氏は順天堂大学の脳神経内科の客員教授として勤務。順天堂大学脳神経内科では、脳の血管障害や神経の異常による免疫疾患など、幅広い症状に対して専門治療を行っているようです。
加えて、回復期リハビリテーションを行う一般社団法人 巨樹の会では顧問を務めています。グループ院を含め多くの患者が集まる巨樹の会の病院で回復期のリハビリ治療をよりスムーズにできるよう、症状改善のための研究に取り組んでいる医師です。

発表要旨

認知症予防に対するプラズマローゲンの長期投与が治療として有効かどうか確かめるため、対象者を複数のグループに分けて試験を行い、数年間観察することで効果を検討しました。対象者は研究開始時に平均79歳だった男性4名、女性6名です。それぞれ5名ずつに分け、一方のグループにはプラセボ(偽薬)、もう片方のグループにはプラズマローゲンを6ヵ月間投与しています。
その結果、6名に認知機能の維持や改善が認められました。また、プラズマローゲンの長期服用によって10名中6名の認知機能は2~4年間持続。日常生活における動作も問題なかったことから、プラズマローゲンの長期服用は認知症に効果的だと考えられます。
参考文献:プラズマローゲン臨床医学研究会 抄録

アパシーと抑鬱症状に対してプラズマローゲンが著効し認知機能も維持している老年性認知症の1例

中坂義邦

1992年 近畿大学卒業
1993年 近畿大学医学部附属病院 神経内科入局
2000年 近畿大学医学部付属病院 神経内科助手
2001年 馬場記念病院 神経内科医長
2005年 岡波総合病院 神経内科医長
2007年 牧リバビリテーション病院
2012年 横浜脳神経内科 院長
2014年 新横浜フォレストクリニック開院

中坂義邦氏は、日本神経学会や日本自律神経学会などに所属し、認知症やパーキンソン病の治療を行っている医師です。日本神経学会専門医の資格を持ち、クリニックでは認知症の症状が出ている患者に対して診断や治療、健康管理を行っています。認知症治療薬の副作用に注意したうえでの最適な治療をモットーにしているとのことです。
院長を務める新横浜フォレストクリニックでは、複数の慢性疾患を持つ高齢患者に認知症改善を含めた総合医療を実施。なるべく負担を軽減した治療を受けられる環境を整えています。患者の状態を観察して把握することで、正確な診断と治療法の提案を心がけているようです。

発表要旨

新横浜フォレストクリニックで診療した85歳以上の老年認知症では、アルツハイマーやレビー、グレインなどさまざまな種類の認知症が混在していることがわかっています。今回、抗認知症薬に代わる物質としてプラズマローゲンを治療に使用したところ、いくつかの症例で認知症予防の効果が得られたことがわかりました。
治療でプラズマローゲンを服用した患者は心房細動と慢性心不全の合併症を起こしていたため、使用していたコリンエステラーゼ阻害薬(抗認知症薬の一種)をプラズマローゲンに変更。その結果、認知機能の維持や抑うつ、アパシーの改善に効果がありました。このことから、85歳以上の高齢者において、抗認知症薬の代わりにプラズマローゲンを使うことで認知機能の維持が見込めると考えられます。
参考文献:プラズマローゲン臨床医学研究会 抄録

精神疾患における不安とプラズマローゲンの効果

於保哲外

1976年 東京大学医学部卒業
1986年 久徳クリニック 院長
1996年 オボクリニック 院長に就任

東大病院や社会保険中央病院、久徳クリニックなど多くの医院で経験を積み、精神疾患や神経障害などの治療を行ってきた於保哲外医師。オボクリニックを開業して30年、精神疾患をメインに幅広い治療を対応しています。
クリニックではうつ病の診療をメインに、症状を軽減する治療だけでなく、再発しないようにするための根本療法を採用。薬の処方だけでなく、患者の症状・状態を診察したうえで、適したケアを提案してくれます。自律神経のバランスを整える健康セミナーや、診察やカウンセリングでのアドバイスを実践できるプログラムなど、負担なくうつ病や不安障害などを改善できるような取り組みを行っているようです。

発表要旨

プラズマローゲンは生体内に多く存在するリン脂質の一つで、神経細胞の抗炎症作用や認知機能改善効果が知られている物質です。近年では脳疲労に大きく関わっていると考えられており、自律神経のバランスを整える作用が期待されています。
試験ではうつやパニック障害などの症状がある17名の対象者(20代後半~50代前半)に2ヶ月間、1日2粒(1mg)のホタテプラズマローゲンを摂取してもらい、飲む前と飲んだ後の状態を比べています。結果として、ホタテプラズマローゲンを摂ることで、うつや不安などの精神疾患の改善が示されました。副作用が少ないという報告もあるため、積極的に飲むことで治療効果を向上させられます。
参考文献:プラズマローゲン臨床医学研究会 抄録

ホタテプラズマローゲン メーカーサイドの視点からホタテ由来プラズマローゲンの優位性とスポーツ分野への応用

貴家康尋

東京農業大学大学院修了
東京農業大学バイオサイエンス学科助手
(財)東京都医学研究機構東京都臨床医学総合研究所 常勤流動研究員
(独)科学技術振興機構戦略的基礎研究推進(CREST)研究員
(株)ビーアンドエス・コーポレーション八王子研究所 所長
(株)ビーアンドエス・コーポレーション八王子研究開発センター センター長

株式会社ビーアンドエス・コーポレーションの八王子研究開発センター長、貴家康尋氏は、バイオサイエンスや臨床医学の研究をしてきたベテラン研究員です。成分の構成を調べて活用方法を研究することで、幅広い分野に役立つ素材を作り上げています。
貴家氏が所属するビーアンドエス・コーポレーションはプラズマローゲンや乳酸菌生成エキスなど、健康増進成分素材やサプリメントを開発している会社。「より多くの人が健康を実現されることに貢献する」を理念とし、各大学や研究機関と連携して、効果が認められた成分のみを使用して開発研究を進めています。製造や販売、研究などを徹底し、安全な製品を届けることをモットーにしているとのことです。

発表要旨

プラズマローゲンは生物に存在するリン脂質で、欠けたり減ったりすると神経機能の障害や認知症などを引き起こすといわれています。
プラズマローゲンはホタテ貝、鶏むね肉、ホヤから採れますが、その中でもホタテ貝由来プラズマローゲンは、他原料由来のものに比べて純度が高く、加工しても壊れにくいのが特徴。それを利用して、粉末化ホタテプラズマローゲンが作られています。粉末化することで、酸化に強くそのまま吸収できる素材になるのです。またDHAが多く含まれており、脳で吸収されやすいというメリットもあります。
最近ではその汎用性の高さからスポーツ分野へも応用されており、スポーツ選手の睡眠障害や自律神経調整にも効果があると報告されています。
参考文献:プラズマローゲン臨床医学研究会 抄録

歯科領域におけるプラズマローゲンの応用例

山口貴子

1999年 福岡歯科大学卒業
元比嘉歯科医院副院長

山口貴子氏は日本抗加齢医学会専門医、日本歯科東洋医学会認定医の資格を持つ歯科のエキスパートです。大学卒業後は経験を積みながら比嘉歯科医院の副院長を経て、現在はフリーランスの歯科医・研究者として活動しています。
著書として『口腔プロバイオティクス&アンチバイオティクス』を発行しており、バクテリアセラピーや抗菌療法などについての知識が豊富なこともうかがえます。共著の中ではプロバイオティクス・アンチバイオティクスの効果や副作用、全身との関係など、口内の治療をするうえで欠かせない知識を掲載。歯科の臨床治療への導入や将来の展望などもまとめられており、山口医師の歯科治療への造詣の深さがわかります。

発表要旨

プラズマローゲンは強い抗酸化作用を持ち、酸化物質を引き寄せることで脳疲労を軽減することが報告されています。脳疲労はストレス過剰で起こり、多くの病気を引き起こすもとになるといわれています。唾液の分泌は自律神経系によって調整されるもので、五感や情動と大きく関わっています。脳のさまざまな部位が影響していることから、脳疲労が唾液の分泌をさまたげる可能性があるのです。
今回、神経性の唾液減少症患者に対してホタテ由来プラズマローゲンカプセルを与えることで、脳疲労が緩和されることがわかりました。加えて、唾液の分泌量が増えることも明らかになっています。研究の結果から、口腔内の乾燥は脳疲労を軽減することで改善できると考えられます。
参考文献:プラズマローゲン臨床医学研究会 抄録

実験例におけるプラズマローゲンの印象について

中村聡

1988年 東京大学法学部卒業
1998年 信州大学医学部卒業
1998年 東京都松沢病院研修医
2000年 東京都多摩老人医療センター精神科
2003年 国立精神神経センター武蔵病院精神科
2005年 上妻病院精神科診療部長
2006年 成仁医院精神科
2007年 篠崎駅前にこにこクリニック精神科
2009年 生田病院
2010年 三軒茶屋なかむらメンタルクリニック開院

中村聡医師は東京大学法学部を卒業後、出版社を経て医師を志した方です。人と向き合う医療をモットーに精神科医として多くの医院で経験を積み、2010年にクリニックを開業しました。認知症を始め、うつ病やパニック障害といった精神疾患の治療を行っています。特に認知症医療は問題意識を持ち、より効果の高い治療法をもさくしているとのこと。
中村医師が院長を務める三軒茶屋なかむらメンタルクリニックでは、患者と家族の意見を聞いて症状に適した治療法を提案。病型に合わせて薬の種類・量を変え、サプリメントも活用する副作用の少ない治療を実践しています。体の負担や介護負担を減らせるよう、薬物療法だけでなく生活環境や介護サービスなど広い分野からサポートしてくれるのが魅力です。

発表要旨

プラズマローゲンは病気の種類や重症度に関わらず効果が期待でき、患者だけでなく健常者の不調改善にも作用すると考えられている成分です。当クリニックでは月間120名ほどがプラズマローゲンを服用していて、臨床試験にも参加しています。
臨床試験では抗認知症薬からプラズマローゲンに変更したところ、抑うつやアパシーといった症状が緩和されました。このことから、プラズマローゲンには認知症に伴う精神疾患の軽減が期待できます。副作用も非常に少ないことから、優先度の高いサプリメントとして勧められること、身体の状態によって抗認知症薬が服用しにくい人でも使用できることから、場合によっては薬を処方するよりも効果が高いといえます。
参考文献:プラズマローゲン臨床医学研究会 抄録

ホタテ由来のプラズマローゲンに
貝毒はないの?

ホタテ由来プラズマローゲンには貝毒があるため危険と掲載しているインターネットサイトもいくつかありますが、貝毒はホタテ貝の黒い部分(ウロ)にのみ存在しているものなので、このウロさえ取り除いてあれば全く問題はありません。しかしサプリを選ぶ際にはこのウロ部分を取り除いて毒性を含んでいない製品であることを良くチェックすることも重要です。

本サイトで紹介している製品は重金属のたまりやすいウロの部分は全て取り除いているもののみなので安全で安心なサプリメントです。医薬品レベルの厳しい臨床試験を行っているプラズマローゲン研究会※1の認証も得ているサプリメントもありますので、是非プラズマローゲンサプリメント選びの参考にしていただきたいです。

※1 プラズマローゲン研究会は九州大学の名誉教授を中心にプラズマローゲン研究の進展を目指し設立された一般社団法人です。

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