プラズマローゲンのこれまでの研究や効果について調査しました。

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プラズマローゲンとリン脂質の働き

こちらではリン脂質やリン脂質の1つであるプラズマローゲンの働きなどについて解説します。

リン脂質とは

人間の細胞膜を形成する主要な成分であるリン脂質はグリセロール、脂肪酸と、リン酸に水溶性塩基が結合した化合物で、油と水になじみやすい両親媒性という性質を持っています。リン脂質は体内の脂肪の蓄積や運搬の際にたんぱく質を結びつける働きをし、情報伝達にも関わる重要な物質です。リン脂質が不足すると正常に細胞が働かなくなるためコレステロールが血管に溜まってしまい糖尿病や動脈硬化などの成人病を引き起こす原因ともなります。このリン脂質の1つであるプラズマローゲンは脳神経細胞、骨格筋、心筋といった重要な組織に多く含まれリン脂質に占める割合は約18%となっています。

リン脂質について

引用元:レオロジー機能食品研究所(http://www.reoken.com/plasmalogen/about/)

プラズマローゲンの働き

プラズマローゲンの研究は世界中で行われています。日本では2002年に九州大学を退官され名誉教授となった藤野武彦先生が代表のレオロジー機能食品研究所と九州大学が国のプロジェクトとして共同研究を行い、動物実験や臨床試験によってプラズマローゲンの機能が明らかになってきています。

プラズマローゲンの一般的機能

プラズマローゲンの機能について

引用元:レオロジー機能食品研究所(http://www.reoken.com/plasmalogen/about/role.html)

抗酸化

生物の老化に最も関係するのが活性酸素による細胞の酸化です。呼吸によって取り入れた酸素の一部は活性酸素に変わりますが、ストレス、紫外線、喫煙、飲酒、添加物、大気汚染などによって酸化は増大します。 活性酸素が脳に増えると脳細胞が傷つけられ認知症の原因となると考えられていますが、プラズマローゲンには抗酸化作用があるため脳細胞の酸化を防ぎ、認知症の予防や改善に効果があると言われています。

イオンの輸送

細胞の活動に必要なアミノ酸やイオンなどの親水性物質は細胞膜を透過できませんが、プラズマローゲンは細胞膜を横断してイオンを取り込む役割をしています。

細胞膜を融合させる

脳細胞は様々な細胞膜が融合することで脳の萎縮や破壊を防いでいます。プラズマローゲンには細胞膜を融合させる機能があります。

コレステロールの排出

コレステロールが過剰になると動脈硬化などを引き起こします。HDLコレステロールは血管からコレステロールを排出しますが、プラズマローゲンがないと排出することができません。

エイコサノイド前駆体

エイコサノイドはアラキドン酸とエイコサペンタエン酸(EPA)から生成される生理活性脂質の総称ですが、プラズマローゲンは脳神経細胞の細胞膜を柔らかくして新生を助け、記憶力や学習能力を向上させるアラキドン酸とエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富に含まれるエイコサノイド前駆体です。

研究によって明らかになってきた働き

脳の神経細胞を新生させる

脳の萎縮が起きていてもプラズマローゲンを摂取することで脳神経細胞が新生し脳機能が回復しました。

シナプス・神経細胞機能を増強

アルツハイマー病患者は脳の海馬の細胞が減少していますが老化促進マウスと正常なマウスにプラズマローゲンを与えたところ脳の海馬の神経新生が増強されました。

アミロイドβの蓄積を抑制

脳の神経細胞老廃物であるアミロイドβが脳に蓄積すると神経細胞が傷つき認知症の原因になると言われています。プラズマローゲンを与えたマウスにβアミロイドを投与するとプラズマローゲンを与えなかったマウスよりもβアミロイドの蓄積が軽度でした。

学習・記憶機能を向上させる

βアミロイドを投与した認知障害のマウスにプラズマローゲン含有食を与えたところ、認知学習障害が改善されました。

認知症に対する
プラズマローゲンの働き

食品化されたホタテ・プラズマローゲン(Pls)の認知症患者への経口投与で5割に顕著な改善があり残りは現状維持という臨床試験の結果から、認知症悪化を食い止めたと評価することができます。

睡眠に対する
プラズマローゲンの働き

質の高い睡眠は認知症の予防や進行を遅らせられると考えられていますが、プラズマローゲンを摂取することで熟睡できるようになったという声が多く聞かれます。

うつ病に対する
プラズマローゲンの働き

うつ病によるストレスで脳に溜まった老廃物が脳細胞を酸化させ、更にうつ病を悪化させたり認知症の原因になったりします。プラズマローゲンには酸化を防ぐ作用があり、うつ病の改善も期待できます。