プラズマローゲンのこれまでの研究や効果について調査しました。

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プラズマローゲン徹底解説 » これまでに解明されたプラズマローゲンの効果!!

これまでに解明された
プラズマローゲンの効果

これまでに明らかになっているプラズマローゲンについての研究動向、臨床試験、論文などについて紹介します。

 注目の成分プラズマローゲンとは

2017年3月に軽度のアルツハイマー型認知症(AD)患者の記憶力などが改善したことが医学雑誌「EBioMedicine」に掲載されたことで注目されはじめたプラズマローゲン。プラズマローゲンとは抗酸化作用を持つ脂質であるリン脂質(細胞膜を形作る原料)の一種で、グリセロリン脂質の一つです。全ての哺乳動物の組織に存在しているプラズマローゲンはリン脂質の約18%を占めますが、特に、脳神経細胞、心筋、リンパ球、マクロファージ等に多く含まれています。

 プラズマローゲンの研究動向と臨床試験

2006年~現在までのプラズマローゲンの研究と臨床試験でプラズマローゲンが認知症に対し改善効果があることが明らかにされています。

2006年 高純度プラズマローゲンを鶏から抽出する方法を発見。
2007年 高速液体クロマトグラフィーを使用したプラズマローゲンの簡易な検出方法を発見。
(Analytical Biochemistry 370:54-59 2007)
2012年 アルツハイマー型認知症患者のプラズマローゲンが低下していることを証明。
(Dement Geriatr Cogn Disord Extra 2:298-303 2012)
アルツハイマー型認知症モデルのマウスにプラズマローゲンの投与を行ったところ、認識・学習行動に改善が確認され、その有効性を証明。
(Journal of Neuroinflammation 9:197-209 2012)
鶏皮から精製したプラズマローゲンをラットに経口投与するとプラズマローゲンが増加することを証明。
(Lipids in Health and Disease 11:161-167 2012)
プラズマローゲンの安全性試験終了。
2013年 プラズマローゲンが脳内でアポトーシス(細胞が自殺してしまうこと)を抑制する作用を有することを証明。
(Los ONE 2013 8: e83508)
2014年 高純度プラズマローゲンをホタテから抽出することに成功。安全性試験終了。
2016年 プラズマローゲンが数種のオーファンGたんぱく結合型受容体※1を介してAkt※2およびERK1/2※3を活性化することを証明。これにより2013年に証明した抗アポトーシス作用の仕組みの一端が解明された。
(PLos ONE. 2016 11: e0150846)
※1 細胞外の情報を細胞内へ伝えるたんぱく質
※2 細胞情報伝達に重要な役割を果たしているたんぱく質
※3 細胞外からの刺激を核に伝達するたんぱく質
2017年 二重盲検試験※4にてホタテ由来のプラズマローゲン含有食品の経口投与が軽度認知症患者の記憶力機能の改善に寄与することを証明。
(EBioMedicine 17: 199-205 2017)
※4 薬の認可の際には必ず行われる最も厳しい科学的な試験方法。被験者も医師もどのような治療を行うのかは知らされないため、試験結果に心理的な偏りが出にくい。
認知症中等度・重症患者を対象にした、オープン試験※5の結果からホタテ由来のプラズマローゲン含有食品の経口投与が、認知症中等度でも認知機能改善に寄与したとの研究結果が発表される。
(第36回 日本認知症学会 学術集会での発表内容)
※5 被験者も医師もどのような治療を行うのかを知っている状態で実施される試験。心理的な偏りが試験結果に出てしまう場合がある
2018年 丸大食品株式会社と九州大学大学院医学研究院との共同研究から、鶏ムネ肉由来プラズマローゲンを摂取させたマウスの記憶行動の改善やアミロイドβの沈着が減少したという内容の論文が国際科学雑誌Biochemical and Biophysical Research Communications に受理された。

出典:ホタテ・プラズマローゲン概要解説書 より改変

プラズマローゲンを
効率的に摂るには


プラズマローゲンとリン脂質の働き

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プラズマローゲンにも含まれる
DHA・EPAについておさらい

健康維持に有効な成分として、一般的になっているDHA・EPAはプラズマローゲンにも含まれています。プラズマローゲンを摂取するなら DHA・EPAの働きについても、もう一度確認しておきましょう。

参考サイト・参考文献

●HPLC法による細胞膜中のプラズマローゲン分離方法
Separation of intact plasmalogens and all other phospholipids by a single run of high-performance liquid chromatography. Analytical Biochemistry 370 (2007) 54-59 2007年(最終閲覧日:2018年3月1日)
●抗神経炎症作用とアミロイド生成予防効果
Anti-inflammatory / anti-amyloidogenic effects of plasmalogens in lipopolysaccharide-induced neuroinflammation in adult mice. Journal of Neuroinflammation 2012, 9:197 2012年(最終閲覧日:2018年3月1日)
●経口摂取による血中プラズマローゲンの増加
Dietary plasmalogen increases erythrocyte membrane plasmalogen in rats. Lipids in Health and Disease 2012, 11:161 2012年(最終閲覧日:2018年3月1日)
●アルツハイマー病におけるリン脂質組織変化
Changes in Phospholipid Composition of Erythrocyte Membrane in Alzheimer’s Disease. Dement Geriatr Cogn Disord Extra 2012; 2:298-303 2012年(最終閲覧日:2018年3月1日)
●プラズマローゲンの抗神経細胞死作用
Plasmalogens rescue neuronal cell death through an activation of AKT and ERK survival signaling. PLoS ONE 8(12): e83508, 2013 2013年(最終閲覧日:2018年3月1日)
●オーファンG蛋白結合型受容体によるプラズマローゲンの蛋白リン酸化酵素の活性
Neuronal Orphan G-Protein Coupled Receptor Proteins Mediate Plasmalogens-Induced Activation of ERK and Akt Signaling. PLoS ONE11(3):e0150846, 2016 2016年(最終閲覧日:2018年3月1日)
●軽度認知症患者の記憶力機能の改善効果
Efficacy and Blood Plasmalogen Changes by Oral Administration of Plasmalogen in Patients with Mild Alzheimer’s Disease and Mild Cognitive Impairment: A Multicenter, Randomized, Double-blind, Placebo-controlled Trial, EBioMedicine 17: 199-205, 2017 2017年(最終閲覧日:2018年3月1日)