プラズマローゲンのこれまでの研究や効果について調査しました。

BACK TO TOP
TOPへ_sp
プラズマローゲン徹底解説 » 認知症の基礎知識 » 進行性非流暢性失語

進行性非流暢性失語

前頭側頭型認知症に分類される進行性非流暢性失語はどのような病気でしょうか。この病気は、認知症ですが、意味性認知症のように意味が理解出来なくなるのではなく、話すことそのものが困難となる病気です。逆に自分の中で意味は理解出来ているので、思うように上手く話すことができないもどかしさを感じることもあるかもしれません。では、この病気について詳しく見ていきましょう。

進行性非流暢性失語はどんな病気か

進行性非流暢性失語とはPNFAとも呼ばれており、言葉の意味は分かるけれど、話すことが困難となる病気です。発音などがしにくくなり、どもってしまったり、話すスピードも遅くなったりすることがあります。
他にも人が言った言葉を繰り返すことを難しく感じる、長い言葉を話せない、読み書きがしづらくなるといった点にも症状が現れます。

文法が分からなくなることや、発音が困難なため会話が難しくなり、話しにくくなると感じる人も多いでしょう。認知症のひとつなので、通常とは違う行動を取ることもないとは言い切れませんが、基本的には意味は理解しているままの状態なので、知識がなくなることはありません。意味性認知症とは逆のタイプになります。

また、自身がスムーズに会話をすることができないと言うことを理解する場合が多く、患者自身の自尊心に傷がつき、落ち込んでしまうことも考えられます。この状態が続くと、抑うつ・無関心・無気力などが進みピック病へと移行してしまうことも懸念されます。後には、人と会話をしなくなってしまうことや、全く話さないというようなことも考えられるので、コミュニケーション面以外にも精神面で注意が必要となる病気です。

進行性非流暢性失語になる原因

進行性非流暢性失語になる原因は脳の前頭葉後部が萎縮することによって起こります。
これは前頭側頭葉変性症のひとつに分けられていて、この中には進行性非流暢性失語だけでなく、意味性認知症も含まれています。失語症候群は大きく3つに分かれており、どれも側頭部の萎縮によって起こるものばかりですが、萎縮が起こる場所によって症状が異なります。

進行性非流暢性失語

左前頭葉後頭部あたりから萎縮が見られ、言葉の意味は理解出来るが、話したり読み書きしたりするなどが困難になってしまう症状が現れます。

意味性認知症

側頭葉前部に萎縮が見られると起こります。話すことは比較的簡単で、進行性非流暢性失語と比較すると流暢に話すことができます。しかし、物の名前を忘れてしまったり、ところどころ意味が理解出来なかったりすることが起こります。

LogopenicPPA

左外側溝後部のあたりや頭頂葉に萎縮が見られ、いつも使っている言葉や単語の名前が出てこない場合や、聞いたことを繰り返して言うことができないなどの症状が現れます。いわゆるアルツハイマー型がこれにあてはまります。

進行性非流暢性失語の治療法

今のところ、残念ながら、認知症を完全に治すという方法は見つかっていません。ですから、進行性非流暢性失語の治療法もないのです。

アルツハイマーの場合は進行を遅らせる薬も出てきていますが、この進行性非流暢性失語に効果があるかどうかははっきりと解明されていません。今のところ薬物療法での効果は期待できないと考えられます。

進行性非流暢性失語の症状が見られた場合は、周囲のサポートや心のケア、どのくらい病気があっても自分らしく生きていけるかと言うことを考える事が重要になってきます。病気だから何もできないという考えや強引に決めつけると言うようなことはせずに、本人の意志をなるべく尊重し、できることを見つけていくことで患者自身のためにもなります。

特に進行性非流暢性失語は自分で意味が分かっており、会話がスムーズに行えないと言うことに自覚があるので、他人との会話を避けるようになってしまったり、コミュニケーションを取りにくくなってしまったりすることが考えられる病気です。コミュニケーションが困難になることによって、無気力や抑うつ状態にならないためにも、できるだけ早期発見できるようにして、適切な療法を考える事が大切になるでしょう。

進行が進んでいくと精神面での症状の悪化や異常な行動が考えられる可能性もあります。人格の変化や止められない怒りが起こることもあるかもしれませんが、周囲の人間はいつも通りに接することが精神的な安定に繋がります。また、病気を知ることで、異常な行いや暴言があったとしても、病気のせいだと考えることもできますし、周囲の環境を整えることによって良い状態になることもあります。記憶力が悪いわけでは無いので、ひとりひとりに合うケアを考えるようにしましょう。