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認知症による中核症状の失認障害

中核症状の失認障害はどんな病気か

認知症の中核症状の失認障害とは、人間の五感に何らかの異常があることを言います。通常の人は視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚で物事を捉え、生活をしていますが、失認障害が現れるとこの五感がわからなくなってしまいます。かといって、視力や聴力などが衰えているわけではありません。全ては脳の認識に障害が現れているのです。

通常、脳は目や耳、口などを使って五感を感じ取り、情報を手に入れることによって認識を行います。そして、周囲の現状を把握するのですが、失認障害が現れると、五感によって手に入れた情報を上手く認識することができなくなってしまいます。

失認障害に見られる主な症状

半側空間失認

半分だけが認識できなくなってしまいます。視力が衰えているわけではないのに、認識できないので左右どちらか片方だけをそこにあるのにないものとみなします。

半側身体失認

身体の半分があることを認識できなくなってしまいます。

手指失認

自身の指が認識できなくなってしまいます。

左右失認

右と左がどちらなのか分からなくなってしまう症状です。

中核症状の失認障害になる原因

認知症の失認症外は脳が萎縮していくことによっておこる症状です。進行度には個人差があり、遺伝や環境によっても症状は異なります。

また、この症状は頭頂葉と関係しています。右頭頂葉と左頭頂葉、どの部分で萎縮が起こるかによってもどのような症状が現れるかが異なります。

例えば、半側空間失認や半側身体失認では右頭頂葉に萎縮が見られることが多いとされています。逆に左頭頂葉で異常が見られる場合は、失行障害が現れやすくなるようです。

中核症状の失認障害の治療法

今のところ、認知症に効果的な治療方法は解明されていません。しかし、早期発見を行う事で適切な療法やサポートを受けることもできます。

また、認知症になると中核症状が出るだけではなく、合わせて周辺症状も出やすくなります。それは、抑うつや不安、不眠など精神的なものもあるので、患者の心のケアも怠らないようにしましょう。

参考サイト・参考文献

「ウルトラ図解 認知症」法研p.24より

「失認」とは、知っているはずのことを認識できなくなるものをいいます。失認にはいくつかの種類があります。「視覚失認」では、鉛筆をみても鉛筆とわからないなど、みたものが何であるかを認識できません。人の顔をみても誰だかわからなくなる「相貌失認」では、子ども山五の顔がわからなくなることもあります。そのほかにも、空間における位置関係がわからなくなる「視空間失認」、現状を全体として理解できない「同時失認」などがあります。

著者:朝田隆東京医科歯科大学脳統合機能研究センター認知症研究部門 特任教授