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レビー小体型認知症

レビー小体型認知症の症状

日本では、アルツハイマー型認知症、脳血管型認知症と並んで「三大認知症」にまとめられるほど多く見られるレビー小体型認知症。欧米では、アルツハイマー型認知症に次いで多く見られる認知症として知られています。

さまざまな精神症状、身体症状を見せるレビー小体型認知症ですが、主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

レビー小体型認知症に多く見られる症状

幻覚

レビー小体型認知症に特徴的に頻発する症状が、幻覚です。発症の初期段階から幻覚を多く見るのが、レビー小体型認知症の大きな特徴と言って良いでしょう。

幻覚とは、実際には存在しないものを存在すると誤認する症状のこと。たとえば「知らない人が家の中にいる」などと言ったり、誰かが目の前にいると誤認し宙に向かって話しかけたり、などの症状が見られます。

パーキンソン症状

手が震えたり歩行に障害が生じたりなど、パーキンソン病に似た症状を見せることがあります。パーキンソン病と同様、表情の変化が乏しくなるため、周囲からは本人の感情を理解しがたい場合もあります。

誤認妄想

自身の現状を誤認する「誤認妄想」という症状が見られることがあります。すでに高齢であるにも関わらず自分が小学生であるかのように誤認したり、定年退職したことを忘れて現役の会社員であると誤認したり、などの症状です。

物忘れ

アルツハイマー型認知症などと同様、物忘れの症状が見られることもあります。ただしアルツハイマー型認知症に比べると、物忘れの症状は重度ではありません。

認知機能の変動

認知機能が良くなったり悪くなったりなど、症状に大きな波を見せることがあります。

その他

夢遊病のような症状、うつ病のような症状、自律神経に関わるさまざまな症状が見られることがあります。

レビー小体型認知症の原因

脳のあらゆる部分にレビー小体という異常なたんぱく質が蓄積し、このレビー小体が脳の神経細胞を破壊することで認知症が発症します。破壊された脳細胞の部位によって症状は異なりますが、概して脳の広範囲にレビー小体が生じることが多いため、認知症と併せて心身にさまざまな症状が現れます。

なお、パーキンソン病の原因も同じくレビー小体の蓄積であることが分かっていますが、パーキンソン病は、レビー小体型認知症よりも狭い範囲にレビー小体が蓄積して生じる症状となります。

レビー小体型認知症の治療法

レビー小体型認知症の発症メカニズムは判明しているものの、まだ症状を完治させる方法は確立されていません。よって患者には、症状を緩和させるための対症療法として、薬物の処方が行われています。

レビー小体型認知症の患者に処方される薬物

認知症状が著しい患者に対し、「ドネペジル」という薬物を処方することがあります。アルツハイマー型認知症の患者にも処方されることがある薬です。

他にも、症状に応じた適切な薬物が選択的に処方されることがあります(睡眠薬など)。

周囲の対応も大事

周囲の人にとってみれば幻覚と分かっても、患者本人にとっては幻覚という自覚がありません。よって、患者が幻覚を見ている際、むやみにこれを否定しないことが大事。否定が繰り返されることで、症状が進行したり、うつ症状に発展したりするケースがあるからです。

また、パーキンソン症状の一つとして歩行困難等が見られることがあるため、屋内での転倒を防止するためのリフォームをするなど、各世帯、可能な範囲での対応が望まれます。

参考サイト・参考文献

「認知症の9大法則 50症状と対応策」法研p.169より

レビー小体型認知症の原因は、レビー小体という特殊なタンパク質が神経細胞に沈着する。好発年齢・性別に関して、70歳前後の男性に多い。進行の特徴は、ゆっくり年単位で進行する。症状の特徴は、パーキンソン病のような手の震えや小刻み歩行、生なましい幻視、うつ症状などがある。対処・治療法は、有効な治療法はない。症状が多彩なので、薬の影響も上きゃすいので慎重な対応が必要。

著者:杉山孝博・川崎幸クリニック院長