プラズマローゲンのこれまでの研究や効果について調査しました。

BACK TO TOP
TOPへ_sp

意味性認知症

意味性認知症はどんな病気か

意味性認知症というのは、SDとも呼ばれている病気です。簡単に言うと、言葉の意味がわからなくなってしまう病気で、会話をすることが難しくなってしまう可能性が高いです。認知症になると、会話が難しくなるということは多く考えられますが、中でも意味性認知症は言葉の意味が伝わらなくなってしまうので、通じないことが増えます。この認知症は、記憶の中の体験したことなどを忘れていくのではなく、言葉そのものの意味が分からなくなってしまうのです。

他にも、このような失語状態となってしまう進行性非流暢性失語という病状もありますが、こちらの意味性認知症の方が患者数は多いとされています。

意味性認知症の主な症状

では、意味性認知症にはどのような症状があるのでしょうか。

語義失語

話すことができなくなってしまうわけではなく、むしろ、スムーズに会話することができますが、言葉の意味が分からない状態のことです。
逆に、アルツハイマー型の認知症では言葉の意味は覚えていても、起こった出来事などを忘れてしまいがちになります。

例えば、簡単な誰でも知っているような単語の意味が分からなくなってしまい、相手が驚くこともあります。

常同行動

同じ事を何度も行います。また、同じ言葉や内容を繰り返すこともあります。

相貌失認

中の良い人や身近な人の顔を忘れてしまう症状が出ます。

物体失認

身近にあるものの名前を忘れてしまったり、使用方法を忘れてしまったりする症状がでます。

食行動異常

通常は口にしない物を口に入れてしまったり、食べられないものを食べようとしたりする症状です。

これら以外にも異常な強いこだわりをもったり、普段とは違う症状が現れたりすることがあります。記憶に関する障害などは比較的後から現れることが多いので、初めは気づきにくいといわれています。

意味性認知症になる原因

意味性認知症になるのは、言語や記憶に関わっている脳の側頭葉という部分に萎縮が起こることが原因です。また、海馬にも関係していると言われています。この萎縮が側頭葉の右側に出るか、左側に出るかによっても違う症状が現れます。

もしも左側に萎縮が見られた場合は、あれ、これなどの指示代名詞の多様や物と名詞の不一致、など語義失語が現れます。もしも右側に萎縮が見られた場合は、身近な人の顔を忘れてしまったり、物の呼び方や使い方を忘れてしまったりする失認が現れるでしょう。

多くの患者に左側の萎縮、つまり語義失語となる場合が多いと言われていますが、徐々に左右の脳に萎縮が広がることも考えられるでしょう。どちらの萎縮からスタートしても両側への萎縮が広がるのには平均3年ほどと言われています。初めは言葉の障害だけだった場合も、記憶障害が現れ始め、やがて会話さえも難しくなってしまう場合もあります。
そして、このように萎縮が広がるうちに、脳の側頭葉部分だけではなく、前頭葉へと萎縮が広がります。前頭葉への萎縮は、人格や行動に関わってくるので、何らかの異常な症状が現れることも考えられます。このような症状をピック病と言います。意味性認知症からピック病へ移行することもあるのです。

意味性認知症の治療法とは

残念ながら、今のところ意味性認知症に効果的とされる治療法はありません。解明されているわけでもないので、根本的な部分から治し、完治させることは難しいでしょう。ひとりひとりに合わせたリハビリを行う事や、対症療法をすることが主な治療とされています。

また、患者自身の精神を安定させるようにすることで、周囲の人にも負担少なく、安定した状態で生活を行えるようにすることが大切だと考えられています。
中には、会話が困難になることで、活動性が低下することや無気力になってしまうこともあり得ます。それらを防ぐためにコミュニケーションの訓練を行う事も勧めているようです。
ちょっとした動作を毎日の生活に組み込むことや、今の状態でもできることを増やしていき、習慣化させる作業療法を行う事で患者自身にプラスとなるような行動を探っていくのもひとつの療法です。

このように、意味性認知症を完全に治すことは難しいですが、できるだけ多くの自分らしさを保ちつつ、日々の生活に関心を持っていられるかが治療において重要です。